翻訳家によるコラム「音楽・医学コラム」

高橋翻訳事務所

音楽・医学コラム

音楽・医学コラム一覧へ戻る

2013/12/07
ピアノの弾き語り女性シンガー“amamori”に大注目!

音楽翻訳担当の池上です。

いま「amamori」という女性シンガーに注目しています。メジャー・デビューはしていませんし、メディアにものっていないのでご存じない方が大半だとは思いますが。読み方はそのまま「あまもり」です。ピアノの弾き語りでオリジナル曲を中心とした演奏活動をしています。

amamori

amamoriさんに出会ったのは、一昨年に都内で行われた、ある企画ライブで一緒になったのがきっかけでした。ジャズ由来のフリー・インプロヴィゼーション(free improvisation)をやっている私にとって、弾き語りの人に興味をひかれることはめったにありません。ところが彼女は違いました。まず曲がユニーク。八分の七拍子(seven-eight time)などのいわゆる変拍子(odd meter)を随所にちりばめた、しかし難しい印象をあたえない、完成度の高いオリジナル曲。J-POP風のラブソングにとどまらない、不思議な「物語り」のような歌詞の世界観。そしてそれを支えるピアノの技術がとてもしっかりしていることに興味をひかれ、折に触れて彼女のライブに足を運ぶようになりました。

彼女は国立音楽大学を卒業しているとのことで、ピアノや曲作り(composition)の技術がしっかりしていることも納得です。また一日に一冊本を読むほどの読書家とのこと。独特の世界観を持つ歌詞は、おそらくこの豊富な読書経験に裏うちされているのでしょう。ちなみに現在24歳。彼女の年齢を知ったのは昨年なのですが、当時46歳だった私に対して彼女は23歳。自分の半分の年齢と知って少々めまいがしました。

都内のライブハウスを中心に地道な活動を積み重ねているamamoriさんですが、このたび大きな舞台に立つチャンスを手にしました。

ロックの“夏フェス”のひとつに「Summer Sonic」というものがありますが、そのサマソニの企画に「出れんの?! サマソニ?!」というものがあります。無名の若手にサマソニの舞台を踏むチャンスを与えようというもので、amamoriさんは今回、数多い応募者の中から出演者に選ばれたのです。

その「出れんの?! サマソニ?!」のamamoriさんの紹介ページからは、楽曲の動画も見られます。

ちなみにamamoriさんが出演するのは、サマソニの東京ステージ、QVCマリンフィールド(千葉マリンスタジアム)の外周に設置される8月10日(土)の14時7分から。スタジアムの外なので、無料で見られるそうです。

  私自身も音楽活動を続けているわけですが、その活動の中で出会い、「この人はいいな」と思ったミュージシャンがこうしてチャンスをつかんでいく姿を見るのは嬉しいものです。amamoriさん、興味を持たれた方はぜひライブに足を運んでください。

amamoriさんのブログ「amamori+」(あまもり・ぷらす)


音楽・医学コラム一覧へ戻る


ご利用の際は、必ずご利用上の注意・免責事項をお読みください。