契約書翻訳、法律文書翻訳担当の岡田です。
今回も契約書でよく使われる otherwise の用法について取り上げてみます。
Otherwise
2. 「その他の」、「その他の方法で」、「その他の形で」
これは「 or otherwise 」の形で用いられる場合であり、「上記以外のその他のもの」や「上記以外のその他の方法」というパターンです。
- ABC shall not sell, transfer, assign or otherwise dispose of the Shares.
ABC は、株式の売却、移転、譲渡またはその他の処分を行わないものとする。
- ABC shall have no right to copy, publish or otherwise use the Information.
ABC は、情報を複製し、発表し、またはその他の方法で使用する権利を有しないものとする。
- ABC is not a guarantor or otherwise is liable for any liability or obligation of XYZ.
ABC は、 XYZ の債務や義務の保証人ではなく、またはその他の形でこれらについて責任を負わない。
- ABC will be entitled to relief by way of injunction, specific performance or otherwise.
ABC は、差止命令、特定履行またはその他による救済を求めることができる。
- whether by contract or otherwise
契約によるかその他によるかを問わず、
- war (declared or otherwise)
戦争(宣戦布告の有無を問わない)
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