翻訳家によるコラム「分子生物学・バイオ技術・環境コラム」

高橋翻訳事務所

分子生物学・バイオ技術・環境コラム

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2013/04/24
水道水と市販のミネラルウォータの比較

生物学翻訳、学術論文翻訳、環境翻訳担当の平井です。

ミネラルウォータとは無機塩類(inorganic salt)つまりミネラルを含んだ水のことであり、主として飲料水を対象とした名称です。従って、この中には栄養素(nutrient)として必要なミネラルが程よく含まれています。

代表的なミネラルとしてカルシウムやマグネシウム、ナトリウムやカリウムなどが混入されています。あとは鉄、その他が微量に含まれていますが、これらはほとんど表示されていません。

ところでミネラルウォータは国産品だけでもたくさんの製品が出回っています。多くの銘柄がありますが、そのミネラル量が厳しく規定されているわけではないため、含有成分および量に大きなバラツキがあります。また飲料水としてのミネラルウォータは単にミネラルが含有されていればいいというものではなく、その種類と量も問題となります。

「水を買う」という意識はヨーロッパでは当たり前のことですが、水資源の豊かな日本ではレストランで水を注文してもお金はとられません。このような社会環境で暮らしてきた日本人が現在ではお金を出して水を買っています。つまり、「良い水は買ってでも飲む」という意識が定着しているのです。


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