翻訳家によるコラム「分子生物学・バイオ技術・環境コラム」

高橋翻訳事務所

分子生物学・バイオ技術・環境コラム

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2013/04/02
モータの使用量は高級車のバロメータ

生物学翻訳、学術論文翻訳、環境翻訳担当の平井です。

自動車に使われるモータは需要が高く、モータの種類も豊富です。一例を挙げるとDCモータ、ブラシレスモータ、ステッピングモータ、振動モータ(vibrating motor)などがあります。また、その用途もワイパーをはじめ、パワーステアリング、パワーウィンドウ(automatic window)、オートロック(auto-lock)、電動シートなど枚挙にいとまがありません。

車1台に使われているモータの数は、高級乗用車で100個以上にもなります。また電気自動車やハイブリッドカーなどの環境対策と利便性を追求する傾向と相まって、さらにモータの需要が増加する傾向にあります。

また、自動車以外でも、環境意識(environmental consciousness)の高まりや、関連法規制などを背景に、家電用あるいは産業用モータの高効率化、省エネ化の傾向が強く求められています。このような中で、フェライト磁石の特性も少しずつ進歩してきました。たとえばトルクが要求される冷蔵庫用モータや電気工具用モータの磁石としてフェライト磁石(ferrite magnet)に少量のランタンとコバルトを混入した焼結磁石が開発され、B-Hmaxや温度磁性の改善が進んでいます。

具体例としてはTDKの技術資料によると、これらは湿式のFB9シリーズ、乾式のFB5Dシリーズとして販売されています。


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