契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。
今回のテーマは自殺対策強化月間についてです。
「ゲートキーパー(gate keeper)」という言葉をご存じでしょうか。
私も知りませんでしたが、内閣府(Cabinet Office)のホームページによると、「自殺の危険を示すサインに気づき、声を掛け、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ることができる人」とのことです。
3月は自殺対策強化月間で、専用のページも開設されていました。日本での年間自殺者数はここ数年減少が続いていますが、3万人弱と依然として多くの人が自殺に追い込まれています。なかでも若い世代の自殺者数は減少率が低く、深刻な状況となっています。
内閣府の資料では、20代の自殺原因1位は仕事の悩みで、社会に出ても順応できずに一人で抱え込んでしまい、追い詰められてしまうケースが多いようです。
対策として、さまざまな相談窓口を設け、いつでも悩みを打ち明けられる環境整備が進められています。
自殺のサインとしては、気分が落ち込む、食欲が落ちる、不眠、体の不調、お酒の量が増えるなどが挙げられますが、本人の自覚がない場合もあるため、周りの人たちが異常を感じたらすぐに対応する必要があるでしょう。
高齢化が進むなかで若い世代の力が失われていくのは社会にとってもマイナスです。
一人でも多くの命が救われるよう、自治体、地域コミュニティー、家族が連携を取ってサポートをしていかなければなりません。 |