翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」

高橋翻訳事務所

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2013/05/10
花粉症について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは花粉症(hay fever)についてです。

今や国民病ともいえる花粉症。国内の花粉症患者は2,500万人とも言われており、5人に1人の割合となっています。日本では1960年代にブタクサやスギ、ヨモギなどの花粉症が報告され、1970年代に入ってから患者数が急増しました。花粉症は植物の花粉が目や鼻などの粘膜に接触することによって発症し、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が続きます。

日本で最も患者が多いスギ花粉症。急激に増加した原因として考えられているのは、農林水産省(Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries)が推進してきたスギの植林です。戦後の復興や経済発展で木材の需要が高まると国内の木材が不足したため、対応策として成長率が高く、建材として利用価値が高いスギやヒノキの大規模な植林が行われました。しかし、その後に林業は衰退し、外国産の木材が輸入されるようになると、国内に植えたスギやヒノキは手つかずの状態となってしまいました。また、都市部ではアスファルトやコンクリートが花粉の吸収を妨げるため、花粉が風で拡散してしまうことも要因として挙げられています。

これまで、花粉症への対策はほとんどなされていませんでしたが、近年になって無花粉や少花粉のスギが開発されて植え替えも進められています。しかし、林野庁(Forestry Agency)の資料によるとスギ林の面積は450万ヘクタールもあるため、作業には相当の時間がかかるでしょう。また、近年はイヌやネコなどペットの花粉症も問題となっており、早急な対策が求められています。

私自身も数年前に花粉症の症状が出たため、耳鼻科で診察を受けました。その後、ヨーグルトが花粉症に効果があると聞き、毎日食べるようにしていますが、症状はほぼ出なくなりました。もしよろしければ、お試しください。


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