契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。
今回のテーマはマイナー契約についてです。
アメリカ・メジャーリーグ(major league)も開幕が近づき、野球ファンとしては特に日本人選手の仕上がりが気になるところです。各選手ともレギュラーやローテーション入りを目指して調整が続けられていますが、マイナー契約の選手にとっては生き残りをかけた激しい戦いが繰り広げられています。クリーブランド・インディアンスの松坂大輔投手やオークランド・アスレチックスの岡島秀樹投手、トロント・ブルージェイズの川崎宗則選手など、かつてメジャーリーグで活躍していた選手も今シーズンはマイナー契約からのメジャーリーグ昇格を狙っています。
マイナー契約とは、一般的に新人選手や移籍した選手がマイナーリーグ(minor league)でプレーすることを前提とした契約ですが、メジャーリーグの登録選手(ロースター:roster)として契約可能な人数は40名と狭き門のため、マイナー選手として契約して春のキャンプに参加する選手も少なくありません。また、日本では一軍と二軍の経営を同企業が行っていますが、アメリカの場合はメジャーリーグ傘下のチームであっても独立資本で運営しているマイナーチームがほとんどです。そのため、年棒はメジャーリーグに比べて格段に低く、「ハンバーガー・リーグ」と呼ばれることもあります。
現在、メジャーリーグでマイナー契約を結んでいる日本人選手は約15名います。メジャーリーグで活躍する選手だけでなく、夢を追ってプレーをするマイナー選手の動向に目を向けてみるのもメジャーリーグを楽しむ1つの方法ではないでしょうか。 |