翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」

高橋翻訳事務所

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2013/04/26
新ローマ法王は初の南米出身

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは新ローマ法王についてです。

第265代ローマ法王ベネディクト16世の退位を受けて開かれていたコンクラーベ(conclave)で、アルゼンチン出身のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿(cardinal)が選出されました。今後はフランシスコ1世と名乗る新ローマ法王は76歳。南米出身の法王は史上初で、カトリック信者が世界で最も多い南米地域の意向を反映させたという見方もありますが、教会に新しい風を吹き込んでくれる存在として期待が高まっています。

ローマ法王を決めるコンクラーベは、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂(Sistine Chapel)に枢機卿が集まって開かれます。かつては3種類の選出方法がありましたが、現在は投票で3分の2以上を得票するまで何度も続けられます。投票後に集計が行われますが、決まらない場合は礼拝堂の煙突から黒い煙が出て、決まったときの合図は煙突から白い煙が出て、サン・ピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)の鐘が鳴らされます。今回は115名の枢機卿が参加し、5回目の投票で決まりました。

ちなみに、日本では「ローマ法王」、「ローマ教皇」と2種類の呼称が使われていますが、政府やメディアなどは「法王」、カトリック教会は正式名称として「教皇」を用いています。


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