翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」

高橋翻訳事務所

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2013/03/05
中止となった日比谷公園での反原発デモ

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは中止となった日比谷公園(Hibiya Park)での反原発デモについてです。

反原発を訴える市民団体が11月11日に予定していたデモ(demonstration)が中止となりました。デモの出発地である日比谷公園の使用許可が下りなかったためです。同団体は今年の3月と7月に同様のデモを行いましたが、今回も9月に公園の一時使用届けを提出したところ、管理をする東京都から使用は許可制になった旨を伝えられたそうです。裁判所への申し立ても退けられた結果、今回は日比谷公園でのデモを中止し、首相官邸前や国会議事堂など永田町、霞が関周辺での抗議活動のみになりました。

なぜ、急に日比谷公園の使用ルールが厳格化されたのでしょうか。一部情報によると、約2万7000人が参加した7月のデモで一部混乱を招いたため、一般来園者の安全が確保できないとしています。しかし、憲法では「集会の自由」が定められています。前回の反省点を踏まえ、混乱が起きないように自治体が主催者に対して指導すべきではないでしょうか。デモは国民一人ひとりの声を直接届ける手段の1つです。今回の厳格化は単にデモの締め出しを目的としているとしか言えません。原発推進、原発反対、どちらの立場の人たちも自由に意思表示ができるよう、早急なルールの整備が求められます。


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