翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」

高橋翻訳事務所

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2012/03/12
アルガルベカップでのなでしこジャパン

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは女子サッカーの国際大会の1つ、アルガルベカップ(Algarve Cup)についてです。

2月29日からポルトガルで行われていたアルガルベカップで、サッカー日本女子代表は決勝でドイツに3対4で敗れ、準優勝に終わりました。アルガルベカップは1994年から毎年ポルトガルで行われており、オリンピック、ワールドカップに次ぐ国際大会として格付けされています。出場チームは12か国と多くはありませんが、世界ランキング1位のアメリカや2位のドイツを始め、世界の強豪が集まる今大会は、ロンドンオリンピックで金メダルを目指すなでしこジャパンにとって、現在地を知る絶好の機会となりました。

今回、4チームごとに分けられたグループステージ(group stage)ではアメリカと同組に入り、早速その実力が試されましたが、みごとに1対0で勝利して3戦全勝のグループ1位で決勝進出を決めました。アメリカに勝利したのは史上初(昨年ワールドカップの決勝はPK戦での勝利)の快挙で、決勝は同じくワールドカップの準々決勝で破ったドイツとの再選となりました。決勝では序盤から2点のリードを許す厳しい戦いを強いられ、1度は2点差を追いつくも再度失点。終了間際に追いつくも後半ロスタイムに決勝ゴールを決められ、惜しくも勝利を逃しました。しかし、チームの大黒柱である澤選手が体調不良のためアメリカ戦とドイツ戦を欠場した中での好成績であり、若手選手の起用や新ポジションの確認など、多くの収穫を得ることができました。同時に体格差を利用したパワープレーにどう対応するかなど、7月のオリンピックまでに修正すべき課題も浮き彫りになっています。

今回の大会ではすべての日本戦が地上波で放送されるなど、なでしこジャパンへの注目はさらに高まっています。これまでとは違ったプレッシャーを感じながらの戦いになりますが、自分たちのスタイルを崩さずにオリンピック金メダルという大きな目標に向かって進んでほしいと思います。


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