翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」

高橋翻訳事務所

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2012/01/23
ダルビッシュ投手のメジャーリーグ挑戦について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは、メジャーリーグ入りが決定したダルビッシュ投手についてです。

ポスティングシステム(posting system)で独占交渉をしてきたダルビッシュ投手とテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)の契約が合意に達しました。契約は6年で年棒総額は6,000万ドルと、2007年にボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)と契約した松坂大輔投手を上回るポスティング史上最高額となっています。昨年の12月19日から行われてきた交渉は難航していると伝えられていましたが、期限直前になってメジャーリーガー・ダルビッシュ投手が誕生しました。入団記者会見(news/press conference)は現地時間の20日に行われましたが、会見には日本とアメリカの報道陣250名が集まり、アメリカでは生中継も行われるなど、早くも注目を集めています。

レンジャーズはア・リーグ(American League)の西地区に所属するチームで、2010年に球団創設50年目で初のリーグ優勝を飾り、2011年も2年連続でワールドシリーズに進出するなど、今シーズンは悲願のワールドシリーズ制覇が目標となっています。レンジャーズの先発投手を担ってきたウィルソン投手がFAでロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)へ移籍したため、投手陣の立て直しが急がれる中、ダルビッシュ投手の入団は大きな戦力となるでしょう。また、レンジャーズには上原浩治投手と建山義紀投手が在籍しており、ダルビッシュ投手にとっても心強い存在です。

日本のプロ野球とメジャーリーグでは調整方法や球数制限の違いがあり、苦戦した日本人投手も少なくありません。しかし、プロ野球選手として全盛期を迎えているダルビッシュ投手はこの壁を必ず乗り越え、メジャーリーグで活躍してくれると期待しています。


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