契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。
今回のテーマはイチロー選手の今シーズンについてです。
イチロー選手のメジャー11年目が終了しました。今シーズンは184安打で、11年連続200安打はなりませんでした。打率(batting average)も.272と、オリックス・ブルーウェーブ(当時)でレギュラーに定着した1994年以降では初めて3割を切りました。開幕当初は好調でしたが、5月の打率は.210と失速し、6月、7月も打率が2割台と波に乗れず、最後まで調子を取り戻すことができませんでした。連続200安打の記録が途切れた最終戦後のインタビューでは「晴れやか」と独特の表現で心境を語っていましたが、記録の重圧から解放された安堵感から出た素直な言葉ではないでしょうか。
イチロー選手も今年37歳を迎え、体力的な衰えが指摘されてきました。しかし、今シーズンは盗塁(stolen base)を40個記録し、体脂肪率(body fat percentage)も6%を維持しています。例年と比較して目立つ点は、内野安打(infield hit)の数でしょう。各球団がイチロー選手の内野安打を警戒して内野手の守備位置を前にした結果、昨シーズンの59本から37本へと減少しました。また、出塁率(on-base percentage)も.310と、これまでより低くなっています。
今シーズンは残念な結果となってしまいましたが、来年は5年契約の最終年となります。また、来シーズンのシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)対オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)の開幕戦は東京で行われることも発表されました。十分に体を休め、来年は再び200安打を目指してすばらしいプレーを披露してほしいと思います。 |