契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。
今回はイギリス・ウィリアム王子(His Royal Highness Prince William, Duke of Cambridge)とキャサリン・ミドルトンさん(Catherine, Duchess of Cambridge)の結婚についてです。
4月29日にイギリスのウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんがロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で挙式を行いました。ウィリアム王子はチャールズ皇太子(Charles, Prince of Wales)の長男で、王位継承順位2位ですが、将来の国王が一般家庭出身の女性と結婚するのは1660年のヨーク公(Duke of York)以来、約350年ぶりとなっています。ウェストミンスター寺院からバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)までの沿道は100万人もの人が集まり、お二人の結婚を祝福しました。
チャールズ皇太子の離婚やダイアナ元妃の交通事故死など、イギリスの王室は1990年代以降、国民の支持を失い、一部では王室廃止を訴える声も上がりました。しかし、イギリスの財政悪化を受けてエリザベス女王(Elizabeth II)が税金を支払うなど、王室の緊縮財政に協力する姿勢を見せ、近年は王室に対する見方も変化しています。今回の結婚により、イギリス国内だけでなく世界中が祝賀ムードに包まれました。イギリス王室への支持も大幅に回復すると見られており、今後の動向にも注目が集まるでしょう。 |